19世紀にヨーロッパで製作・使用されていたオリジナルの19世紀ギターです。フランス出張時にパリのサン・ラザール駅近くのローマ通りにある老舗ギター店で購入しました。(購入時価格6,800ユーロ)イグナシオ・ルッツという製作者による19世紀当時に実際に使われていたギターです。海外のギターショップで販売されている個体はラベルが紛失しているケースが多く、製作者が特定できるのは稀とのことです。現代のギターよりもネックが短い為非常に弾きやすいのですが、不思議とテンション感のある明るめの音色の個体です。アクィーラなどのガットを意識した弦を張ると落ち着いた音色にもなりますので弦の違いを反映してくれる素直な音が特色です。普通のクラシックギターも弾くのですが、演奏時は短目の爪の方が相性が良いみたいです。この度別の19世紀ギターを入手した為機材整理の為手放します。スーパーライトケース付きでの出品です。製作されてから150年以上経つギターですので傷などは当然有りますが、使用時のトラブルなどは一度もありませんでした。演奏・レコーディングにも十分耐え得る個体かと思います。(購入時の話では”Cocert use quality”との話でした)・弦長 : 615mm・ナット幅 : 45mm・ケース付きロゼッタも白蝶貝を用いた美しい装飾となっています。大事に弾いていただける方に使っていただきたいです。*音色のイメージですが、現在某大手ギターショップで展示・販売中のプチジャン(Petit Jea)に近いと思います。Youtube上で試奏動画がアップされているので、気になる方はそちらを確認いただくと音色のイメージができるかと思います。